#8:雑誌もマイクロ化して活路を見いだせ
–ポップインもマイクロコンテンツに関係がある?
林:Webページを読んでいて、わからないことがあったら、なぞるだけで挿入表示される。このなぞる行為をもっと注目しても良いのではないか。
今は同じページの中で、どの単語が一番よくなぞられるかを統計をとって、ユーザーにフィードバックを返せるように。
iPhoneでnobilogで検索すると、飛んできた時に、他の検索結果、nobilogの他のiPhone記事がリスト表示されるようになった。ページの滞在時間を延ばすことが出来るようになった。
ブログのマイクロ化をしている。ブログの中でもなぞって選択した範囲に意味、付加価値を持たせるのがポップイン。あるいは、ユーザーが検索してやって来たキーワードというマイクロコンテンツ、そこにフォーカスしている。
–日本発でもそういうマイクロコンテンツを積極的に活かしたサービスがあるんですね。
林:そこは日本でも、混成チーム。日本人は2人か3人。あとは、アルゼンチン、チーフは中国系の留学生。インド人もいれば。
–会社自体が、マッシュアップになっている。
林:最初から海外を目指しているというのがあって。
何で脱線したんでしたっけ。
–電子書籍もマイクロコンテンツとして展開できるのではないかと。
林:iPhoneのMAGASTOREでも、出版社によっては丸ごと利用。出版社によっては過去の特集記事をばら売り。京都に行った時、雑誌を丸ごと一冊ほしいのではなく、京都特集だけほしい。それもできれば、雑誌の切り抜きでなく、MAGASTOREの中に入ってiPhoneで読めれば最高。
–Webの課金がよく話題になる。電子書籍というのは、ある意味、パッケージによってみせることで、課金しやすくなる。
林:iTunesで音楽がばら売りされたのと同じで、曲単位で売るようになったのと同じで、今後はプレイリストでクレアの京都特集と、ディスカバージャパンの特集を、1つのリストにして持ち歩くとか。建築散歩と、一人ランチ情報と京都の文化的側面が全部見られる、完璧な自分にとってのガイド。
–そういう編集者が出てきそう。雑誌をマッシュアップする。
林:出版社でも、特集的な情報はDB化されるのが理想ですよね。iPhoneアプリで、TP。これは何かというと、TVで雑誌で紹介されたレストランガイド。GPSを使って。神保町にいるけど、周辺の食べる場所、遊ぶ場所などが出てくる。どのメディアで紹介されたかがいっしょに出てくる。
本当はその先知りたいのは、東京カレンダー何月と出てきたら、その記事を読みたいじゃないですか。彼らが作っている時に、その記事だけを売るように。レストランレビューだけ、35円とか。そういった形になれば、すごい彼らも、出版社も。売れたらいいじゃないですか。
–少年ジャンプのような人気投票ランキングがもっと過酷に。売れ行きがいい、評判が高いとか。
林:ポピュリズムに走るきらい。それをどう解決するか、それは大きな課題としてありますよね。
–逆に、この雑誌全体は好きではないが、このコラムだけは読みたい。でも雑誌を買うほどではないという時は、収益に。そのへんのさじ加減は難しい。
林:そこは、もしかしたら、雑誌、今の時代の雑誌は、雑誌というものは、マイクロコンテンツ化された時代でも価値があると思う。セレクトショップ。編集長のキャラが立っていて、その人の考え方が大好きという人の雑誌を買うようになる。その中に、今まで自分が興味がなかったアートやエコの記事があったら、気持ちのいいセレンディピティが生まれるのでは。それなら、雑誌に価値がある。
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